最終章

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なのはの問いにフェイトが最初に答える フェイト「私は前に言った通り、執務官を目指そうと思う。 それと、リンディ提督の養子の話も受け入れようと思う」 なのは「そっか、決めたんだね。 フェイトちゃん」 フェイト「うん、リンディ提督を母さんって呼ぶのは…少し戸惑うけど」 なのは「フェイトちゃんなら大丈夫だよ。 すぐに呼べるよ」 フェイト「そうかな…?」 なのは「絶対そうだよ!」 フェイト「うん、頑張るよ」 フェイトの新たな決意 その決意に迷いはない ただ、少しだけ戸惑いがあるかも知れない なのは「はやてちゃんは?」 はやて「うち? うちはまず足を完全に治す所からやね」 フェイト「まだ治ってないの?」 はやて「うん、結構、歩けるようになったんやけど。 まだ違和感を感じる時があるんよ」 なのは「そうなんだ…頑張って! 私達も力になるから」 はやて「ありがとう、なのはちゃん!」 はやてはまず、足を治す事を目標をした その後、何をするのかは、今はまだ分からない フェイト「なのははどうするの?」 なのは「私?」 はやて「そうや、うちらが話たんや、なのはちゃんも教えてよ」 なのは「私は……」 なのはは何か考えるように顔を上げる そして、考えついた事を話す なのは「私は執務官とかは無理だけど、道は同じだと思う。 フェイトちゃん達と一緒に歩いて行きたいかな」 フェイト「なのは」 はやて「なのはちゃん」 なのはの言葉に2人は笑っていた なのは「あ、でも、一つだけあるかな。 したいこと…ううん、しなくちゃいけないこと」 なのはが言った言葉にフェイトが首を傾げながら聞いて来た フェイト「それは何?」 なのは「待つこと」 フェイト「えっ?」 なのはは小さく笑い 青空を見上げた なのは「レイン君が帰って来るのを待つこと。 それが私のしなくちゃいけないこと」 フェイトとはやてはなのはの顔を見る フェイト「帰って来るよね…レイン」 はやて「当たり前や、約束したんやから」 なのは「信じよう、レイン君が帰って来るって。 信じて待ち続けよう」 笑顔のなのは その笑顔にもう悲しみは感じられなかった フェイトとはやても笑いつつ、青空を見上げた 真っ青な空 新たに決意した空 なのは(待ってるからね。 レイン君) なのはが思った時… レイン(信じろ、俺は必ず帰って来る) そんな声が聞こえような気がした ~Fin~
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