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さらには、必死に声を出したせいで、がらがら声さえ出なくなってしまった。
これでは、助けも呼ぶことができない。
「おい、聞いてんのか!?」
そして、私は壁に向かって勢いよく叩きつけられた。
鈍い痛みが背中からじわじわと広がっていく。
ほんの少し前まで、楽しい時間を過ごしていたのに……。
「おい、答えろよ」
壁に張り付くようになっている私に若林とその部下二人が囲むように立ち並ぶ。
若林は私の顎に親指と人差し指を置き、顔を近づけてきた。
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