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苦しさに悶えながら、なんとか抜け出そうとするが、羽交い締めにされているため身動きがほとんどとれない。 そんな中、彼らのボスである若林が悠々と私の前までやってきた。 「痛いなあ、おい! てめえ、名前はなんだよ。言えよ!」 怒気の含んだ声で荒々しく言い放つ。 それにしても、若林は私のことに気づいていないというのか……。 だとすると、私だとバレたらもっと酷い目にあわされるんじゃ……。 恐怖で身震いする。
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