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「おいおい、可愛い顔が台無しだなぁ。はは。おい、小林そいつのポケットから名前の分かるもん出せ」 「はい」 小林と呼ばれた部下の一人が、私のブレザーのポケットをまさぐり始めた。 外ポケットにティッシュとハンカチしか入っていないと分かると、小林は腕を前に伸ばして内ポケットを探す。 嫌……、嫌……。 こいつ、探しながら私の胸を幾度となく触ってくる。 本当に、もうやめて! そして、小林は私の内ポケットから生徒手帳を取り出した。
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