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目が覚めると、私は自室ではない場所にいた。
ここは……?
注ぎ込んでくる光に眩しいと思いながらも、私は自分が今どこにいるのかを確かめるべく目を開けた。
布団、カーテンなどが真っ白に統一された部屋。
窓から見える景色は、自宅のある住宅街や駅などが見下ろせた。
上空では真っ青な空に飛行機が白い直線を引いている。
ガチャッと窓とは逆の方向から音がすると、そこにあった扉が開いてお母さんが入ってきた。
「桃、起きたのね。あー良かった」
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