215人が本棚に入れています
本棚に追加
「たくっ;
ぱっつぁんのせいで俺まで土方さんに怒られたじゃん」
長い髪を高く結った青年が唇を尖らせながら隣りの男をじろっと睨む。
「まぁそんな怒んなよ
帰ったら酒でも飲んでパァっと騒ごうぜ」
ぱっつぁんと呼ばれた男は、悪びれる様子もなく笑って青年の背を叩く。
いつものことなのか、青年は怒りながらも表情は楽しそうに笑っていた。
お日さまが一番高く昇っている時間帯。
町は賑わいを見せていた。
最初のコメントを投稿しよう!