~妹と記憶~

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依頼人 桑原 洋斗(22) いつも当たり前のようにいた妹がいなくなって半年がたった今もなかなか受け入れることの出来ないことだ。 などと、夏菜子と洋斗と優佳で撮った写真を見ながら洋斗はいろんなことを思い出していた。  「洋斗さん、今日は私が夕飯作ってあげるね。なにがいい?」 小柄で、美人系の優しい雰囲気をまとった奈々が話しかけてきた。 奈々は、洋斗の彼女だ。 「ああ、奈々か。いいよ、自分で作るから」 「洋斗さん私の料理嫌い?」
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