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『行くとこないなら俺んとこくる?』 その言葉は嬉しい 正直どっかに泊まるお金持ってないから。 けど、 怖い。 「大丈夫だよ、おいで」 優しく頭撫でられ、ね?と首を少し傾げた 「…うん。」 この人なら大丈夫だと何故だか思った 「よっしゃ!なら帰るぞぉー」 さっきまでの頼もしさはどこ行ったんだろう 突然ふにゃっと顔を崩し気分良さそうに肩を組んできた 「ちょ、大丈夫?」 ふらふらと千鳥足で歩く 「だぁいじょうぶよーっ」 ふへへと笑いばんばん肩を叩いて来る めんどくさい。 なんなんだこの酒の悪さは でもなんだか面白くて。ついつい楽しそうな君に釣られ笑った
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