ep1.流星痕(プシュケ
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「カナタ」 そっと襖があいて、宛が入ってきた。 畳にそのまま座っていた俺は、見上げるようにして首を動かす。 あ。 今日は白シャツなんだ。 そういえばあいつが来た時も――。 「カナタ、いつまでそうやってんの。・・あのコもそんなこと望んで――」 「何の用、アタカ。 今日は出かけるんじゃなかったっけ」 「・・・もう行って来た。引きこもるのもいい加減にしろよ。ニュースくらい見とけ。今日は流星群だってさ」
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