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「キョーミない・・・って言ったら怒るだろうな。じゃあ今夜は屋上で見るよ」
「散歩してこいよ。そんで見ればいい。降ってくるかもしれないしな」
たいしたことじゃあ、ないけれど、あの日からアタカは、俺のことをふざけた名前でよばなくなった。
まるで、最初からそんな風に呼んでいなかったみたいに。
・・・たいしたことじゃあ、ないけれど。
「似てるなァ」
アタカが、笑いながら呟いた。あんな風に笑ったの、久しぶりに見た。
誰にだよ、なんて、聞くのはヤボだろ。
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