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「「なっ!?」」
驚いたのは張宝と趙雲。
「なぜ助けた?」
「人を助けるのに理由なんているのかよ」
その言葉が関羽と趙雲の心を討つ。
「―――なーんて事を言うと思うかバーロー。
テメェにゃあ貴重な睡眠時間を削られたからなぁ。
とにかくこの借りは高くつくぜ趙雲さんよ」
我ながら決まった!
――と思ったのだが関羽と趙雲がやたら白い目でみてきやがる。
「と、とにかく今はこの状況を切り抜けましょう」
「関羽に一票」
「同感だな」
関羽と趙雲がそれぞれの武器を構え、俺が呪文を唱え始める。
しかし俺の唱えていた呪文が完成するより早く〈それ〉は飛んできた。
ファイヤーボール
「火炎球」
げげっ!
どこから飛んできたのかは分からないが、俺達の直上にいきなりファイヤーボールが飛んできた。
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