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季節は巡り命巡り
俺は今だに彼女が
忘れられへん
いきなり現れると
また会えると信じてる
せやけどこんな雨に独りじゃ
せつなくて歩けない
彼女の最後の場所で
空を見上げ進めないでいる俺
「‥忘れられへん、離れられへん」
彼女が最後の最後まで
握っていただろう
十字架のネックレス握り締め
壊れそうだよ悲しみに
せやけどそんなんじゃ
彼女にしばかれてまうから
「俺が行くまで浮気すんな、‥待っといてな」
月から太陽へ
動き始めた夜明けの街
空が変わるように
人間も変わる
雨は止み綺麗な空に
まるで彼女が返事したかの様に
俺はこの街でずっと
十字架を握りせつなさ抱いて..
「にゃあー‥」
- e n d -
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