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あれはそう三年前の凍えそうな雨の夜
そん時の俺は一人のある女の子に
何処か心が惹かれてて
せやけど俺は
極度の照れ屋やから
恥ずかしくてアピールなんかできひんで
せやけどそんな俺でも何かで
気持ちが届いたらええなって
思って気付いたら
悲しい恋歌やけど
必死にいつも歌ってた
俺はいつもみたいに街角で
誰かが聞いてくれている訳でも
ないけどギダーを弾きながら
ただひたすら
届くはずもない悲しい恋の歌歌ってん
ふと自分の前に立ち止まった人影に
気付けば俺は歌いながらも
ゆっくり顔を上げた
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