6人が本棚に入れています
本棚に追加
今起きている事が夢で
あって欲しい
ただ俺は呆然と立ち尽くした
今朝いつものように
俺に悪戯して家を出ていった
彼女が目の前に眠っていた
彼女はいつもと変わらない姿で
眠っていた
「‥おい、起きろって」
「今日は俺とお前が好きな食べ物やで」
俺は彼女を起こすかのように
必死に言い続けた
だが彼女は起きてくれなかった
この先も起きる事は..ない
「‥俺を一人にせんでやっ」
俺の言葉は虚しく消えていた
最初のコメントを投稿しよう!