white day

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「ー…あ。」 卒業式も数日前に終わり、それぞれが机の教科書等を片付けていたHR。 夏休みもあったのに、何故か4月のプリントが出て来た!?などという、どーでもいい報告をしている男子が騒ぐ中、担任-岡山-の声が響いた。 「俺ホワイトデーのプレゼント買ってねぇ」 …ソレ、今言うこと? よりにもよってこのタイミング。 ホワイトデーは昨日だったというのに。 岡山の右手が教卓の下に消えたと思ったら、携帯のバイブが鳴る。 急いで返信を打って、彼の方を見れば口元を隠している。 それは彼が照れた時の癖。 終了を告げるチャイムが響き、バラバラと席を離れ始める生徒の中、目が合った。 【あ い し て る】 口パクで伝えられてこっちが赤面する。 ホワイトデーなのにその日は2人とも真っ赤だった。 【from 岡山 放課後、俺んとこ ホワイトデー何がいい? あんま高くないやつ】 【from 恭香 愛してるって言って?】 end
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