断末魔の悲鳴を聞かせろッ

4/23
217人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
アルライト: 「無理無理っ! ぜったい無理だってっ!!」 近くの岩につかまりながら大拒絶するオレを、奴は必死に引き剥がそうとしながら言い放つ。 ディエル: 「無理かどうかっ…やってもみない内にっ、何故わかるっ!?」 アルライト: 「言ってる事は一見立派だけど、あんたのやろうとしてることも立派な殺人行為だからっ!」 ディエル: 「ならば選べっ! 今すぐ私に殺されるかっ! それとも今すぐ奴に殺されるかっ!」 アルライト: 「www『死』しかない2択とかwwwてゆうか結末は一緒じゃねーかwww」 ……5分後…… ディエル: 「はぁ…はぁ…。 なんで…剥がれないんだ…。 はぁ…はぁ…」 アルライト: 「はぁ…はぁ…。 人を、子供がタンスに貼ったシールみたいに言うなっ…! はぁ…はぁ…」 ディエル: 「…粗品、安心しろ、大丈夫だ…」 アルライト: 「wwwおまえの大丈夫はちっとも大丈夫じゃないんだよwww」 ディエル: 「今度は、盾作戦は使わない…」 アルライト: 「wwwその前提で無理って言ってんだよwww」 …ダメだこいつ…早くなんとかしないと…。 しかし、どうやってこの場面を切り抜けるかを考える暇もなく、その時は訪れた。   ディエル: 「…どうやら、お喋りの時間は終わりのようだな…」  
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!