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…くっそー…。
結局どちらかの悪魔に殺されるなら、まだあの魔人野郎の方が生存確率がありそうだ…。
オレは、決めたくもない覚悟を決めた。
アルライト:
「…こーなったら…アッルアルにしてやんよっクソがッ!!」
オレは叫びながら、悪魔(姉じゃない方)に向かってヤケクソに突撃していた。
…どのくらいヤケクソだったかというと、自分は絶対やってないのに、クラスで一番かわいい、小西さんの縦笛を舐めた犯人にされた時のように、ヤケクソだった。
走っている最中、脳裏に過去の記憶がフラッシュバックしはじめる…。
『体育の時間に、急に下半身が痛いとか言って…』
『どうせ1人で教室に戻って、小西さんの縦笛のくわえる部分をちん…』
『その証拠に、縦笛からお前の指紋とDNAとたんぱく…』
…オレは静かに目を閉じた。
アルライト:
「…オレはあの時…」
言いながら、ドレスソードを思い切り振り上げる。
アルライト:
「…本当に保健室にいたんだぁーっ!!」
その時、オレの頭上に見覚えのある豆電球が輝いた!
アルライト:
「この感覚はっ…!?
…っしゃあー閃いたあぁッ!!」
…初撃をわざと外し、相手の避ける軌道に渾身の斬撃を叩き込むイメージ…!!
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