断末魔の悲鳴を聞かせろッ

9/23
前へ
/100ページ
次へ
じゃあこれってもしかして…。 オレの考えを予測したかのように、悪魔が口を開く。 いや、日本語おkの方じゃなくて、DVなクソビッチ悪魔の方だ。 ディエル: 「…奴の能力…おそらくは【重力操作】だ…! そして貴様はやはり殺すっ!」 アルライト: 「www読心術とからめぇwww」 日本語おkはオレの発言を華麗にスルーして、クソビッチの言葉に笑顔を浮かべている。 近頃の悪魔は笑うんですねわかります。 そう心の中でツッコミを入れていると、全身がより一層強い浮遊感に包まれ、一気に高度が上昇した。 気がつけば、オレ達の体は、既に洞窟の天井スレスレの位置に浮いている。 …目測だが、地表までの距離は10m以上ありそうだ…。 アルライト: 「ちょwwwやめてwwwまさかこの高さからwww」 オレの悲鳴に呼応するかのように、笑わない方の悪魔が鋭い声を上げる。 ディエル: 「落ちるぞ粗品っ! 防御体勢をとれッ!!」 アルライト: 「やっぱりwww」 日本語おkが、オレの引きつった表情を確認して、もう一度ニヤリと笑う。 …やばえ…。(涙目) …オレ、あの方にめちゃくちゃ恨まれてるかも…。(涙目) そんな事を考える間もなく、奴は、魔力の集まった右手を勢いよく降り下ろした。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

217人が本棚に入れています
本棚に追加