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じゃあこれってもしかして…。
オレの考えを予測したかのように、悪魔が口を開く。
いや、日本語おkの方じゃなくて、DVなクソビッチ悪魔の方だ。
ディエル:
「…奴の能力…おそらくは【重力操作】だ…!
そして貴様はやはり殺すっ!」
アルライト:
「www読心術とからめぇwww」
日本語おkはオレの発言を華麗にスルーして、クソビッチの言葉に笑顔を浮かべている。
近頃の悪魔は笑うんですねわかります。
そう心の中でツッコミを入れていると、全身がより一層強い浮遊感に包まれ、一気に高度が上昇した。
気がつけば、オレ達の体は、既に洞窟の天井スレスレの位置に浮いている。
…目測だが、地表までの距離は10m以上ありそうだ…。
アルライト:
「ちょwwwやめてwwwまさかこの高さからwww」
オレの悲鳴に呼応するかのように、笑わない方の悪魔が鋭い声を上げる。
ディエル:
「落ちるぞ粗品っ!
防御体勢をとれッ!!」
アルライト:
「やっぱりwww」
日本語おkが、オレの引きつった表情を確認して、もう一度ニヤリと笑う。
…やばえ…。(涙目)
…オレ、あの方にめちゃくちゃ恨まれてるかも…。(涙目)
そんな事を考える間もなく、奴は、魔力の集まった右手を勢いよく降り下ろした。
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