断末魔の悲鳴を聞かせろッ

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(集中砲火が)ひと息ついたところで、オレはステータスウィンドウを開いた。 ―――――――――――――― アルライト 【能力値】 HP   1    LP   1 ―――――――――――――― …HP、LPともに、警告表示で真っ赤っ赤に点滅してやがる…。 とゆうか、あと1ダメージで、越えてはならない一線を越えていたのかよ…。 あの殺戮兵器に、半殺し機能が搭載されていた事に、心の底から感謝せざるを得ない…。 …用件も済んだ事だし、早く帰ってLPを回復しないと、マジにやばい…。 そう思って、来た道を引き返そうとした時、洞窟の最奥の壁に異変を感じた。 振り返り、その部分を確認してみると、弱く発光している事に気がついた。 …何か、魔法陣のような模様が…赤く…光ってる…? …それは、形容しがたい禍々しさだった。 それでもあえて例えるなら、そう…女性専用車両に紛れ込んだ、どこからどう見ても女装した、ヒゲの剃り後も青々しい中年おじさんのような…そんな禍々しさだ…。 …女装(略)おじさんのような、不気味な光を放ち続けるそれに、例えようのない不吉な予兆を感じる…。 オレは、とりあえず奴に報告しようと思い、口を開いた。
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