第3章:絶縁

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「小姫お姉様」 「うにゃ!?」 急に紗奈ちゃんが私の腕に抱きついてくる 思わず変な声出ちゃったよ でもこれは紗奈ちゃんが急に抱きついてきたのかいけないのであって…… 「こうしてると落ち着きます 小姫お姉様の香り、ゆきねと一緒です……」 姫ちゃんと私の匂いが一緒? いや、まさかそんなことはないでしょ 同じシャンプー使ってるとかはありそうではあるけど 「小姫ちゃん、紗奈ちゃんにすっかり懐かれちゃったね」 姫ちゃんが微笑む 綺麗だなぁ、本当に 「懐かれたのは別にいいんだけど、右腕に抱きつかれてるから食べられない……」 私は右利きだからね 実際両利きとかすごい憧れてる だって格好いいよね、両利き 「あはは、それもそうだよね 紗奈ちゃん、適当に離れてあげてね」 「そ、その必要はないです!!」 そう言いながら立ち上がる遥ちゃん いや、離れてもらえないと私食べられないんだよ 紗奈ちゃんも食べられないし 「私が小姫お姉様に食べさせてあげればいいんです!! 私、自分のは食べ終わりましたし」 早い、というわけでもないと思う 食べ始めてから結構経ってはいるからね 見ると咲ちゃんと愛ちゃんはもうとっくに食べ終わってるみたい 咲ちゃんは希美ちゃんに食べさせられそうになってるけどね 希美ちゃんがあーんって言いながら咲ちゃんの口元にお箸を持っていく 咲ちゃんはそれを頑なに拒んでるけどね
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