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しかし、大川にしてみれば、自分の後見人である兼山がなにもせず、自分に協力しなかったからだという思いが強かった。 だからこそ、その恨みを込めて裏切ったのだ、ということもできた。 確かに兼山の吝嗇では、そう思っても仕方のないところがあったのも事実だが・・・。 ともかく、兼山は、その死をもって、ようやく政界と建設業界に対する影響力が消えてしまった。
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