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「えぁっ!?お、おい京!?人前だぞ!?」
「今誰もいねーよ」
いや、そうなんだが、そうではなく。
京の腕の力はぎゅっと強くなる。苦し……。
そろそろ限界だと訴えようとすると、耳元に京の声がかかってきた。
「……霧涼」
おっとー……コレは恥ずかしいぞー。
何という高度な技を使うんだコイツは。
恋愛経験もない京の事だ。無意識でこの技をこなしたに違いない。
京……恐ろしい子!
「ぁ……う、な、何だね京君」
よし、落ち着こうか俺。すっかり赤面だよばか。
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