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――船上――
レン
「 この辺から聞こえて
くるんだけどな…
……気のせいか 」
シエル
「 ふがががーっ! 」
< 船の上で指先だけで
つかまっていて
落ちそうなシエル >
レン
「 シエル!?
あっ悠路先生の鈴! 」
< シエルの口から鈴を取る >
レン
「 先生に届けて
こよーっと! 」
シエル
「 その前に助けろーっ! 」
レン
「 そんなに僕を
信用してるんだぁ
ふうん
僕って人を
信用しない
タイプなんでしょ 」
レン(M)
「 こいつ気に食わないし
見捨ててやろうかな 」
シエル
「 信じてるよ
悪かったな
お前が俺を
信じなくても
俺はお前を信じるよ
だから手を伸ばせ 」
レン
「 はぁ~~ 」
シエル
「 溜息か
失礼な奴だな 」
レン(M)
「 本当こいつら
バカばっかだ 」
レン
「 恩を売られたママが
嫌だったから助けた
だけなんだからね 」
シエル(M)
「 かわいくない。 」
悠路
「 ああ!二人とも
鈴みつけて
くれたんですね 」
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