Ⅰ

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     ――船上――     レン 「 この辺から聞こえて  くるんだけどな…    ……気のせいか 」     シエル 「 ふがががーっ! 」     < 船の上で指先だけで  つかまっていて  落ちそうなシエル >     レン 「 シエル!?    あっ悠路先生の鈴! 」     < シエルの口から鈴を取る >     レン 「 先生に届けて  こよーっと! 」     シエル 「 その前に助けろーっ! 」     レン 「 そんなに僕を  信用してるんだぁ    ふうん  僕って人を  信用しない  タイプなんでしょ 」     レン(M) 「 こいつ気に食わないし  見捨ててやろうかな 」     シエル 「 信じてるよ  悪かったな    お前が俺を  信じなくても  俺はお前を信じるよ    だから手を伸ばせ 」     レン 「 はぁ~~ 」     シエル 「 溜息か  失礼な奴だな 」     レン(M) 「 本当こいつら  バカばっかだ 」     レン 「 恩を売られたママが  嫌だったから助けた  だけなんだからね 」     シエル(M) 「 かわいくない。 」     悠路 「 ああ!二人とも  鈴みつけて  くれたんですね 」    
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