Ⅰ

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    シエル 「 それ妖精(ニンフィ)の  郷土品に  似てるんだ 」     レン 「 妖精(ニンフィ)!?    あの…  羽根を  手に入れると  幸せに  なれるって  いう? 」     シエル 「 そう  その伝説の  せいで  彼らは  金目的の  狩人(ハンター)に  殺されてるがな 」     レン 「 まさか  シエルって  妖精狩人(ニンフィハンター)!? 」     < 「狩人って聞こえたぞ」  「俺たちの船には  乗せねえぞ」  とちょっとした  騒ぎになる。  思わず隠れるシエル >     シエル 「 お前っ  狩人がどれだけ  悪人で  人々に  嫌われてるのか  知らねーのか!? 」     レン 「 隠れちゃうんですね 」     シエル 「 俺の仕事も  あまり周りに  バレちゃ  いけないんだ  狩人がびびって  逃げちまう  からな 」     レン 「 逃げるって…  もしかして… 」     シエル 「 そうだよ  俺は…  妖精を守る者…    妖精保護団体(ニンフィホゴダンタイ)  の人間だ 」     レン(M) 「 保護団体?  こいつが!? 」      レン 「 狩人から妖精を  守るってあの…? 」     シエル 「 めちゃめちゃ  疑ってんなぁ…    ほら身分証明 」     レン(M) 「 本当だ……うわー… 」     シエル 「 俺たちは  狩人から妖精を  守る事だけが  仕事じゃない    妖精の生存を  確認する為に  情報を集めるのも  仕事の一つなんだ 」     レン 「 妖精は  貴方たちが  そうやって  調査するのも  迷惑してるのかも  しれませんよ 」     シエル 「 めずらしいな  お前は  保護団体否定派  なんだな 」     レン 「 ええ(にっこり)  僕は  保護団体なんて  いらないと  思ってます 」      < レンの後ろの  積荷が揺れて  レンへ落ちる >     シエル 「 !  危ない!!! 」    
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