Ⅰ

9/13
前へ
/38ページ
次へ
    サチ 「 この部屋  どうなされたんですか? 」     < ぐちゃぐちゃな医務室 >     悠路 「                 あ――――――…    実は  エンゲージベルを  なくしちゃって… 」     サチ 「 え――――!? 」     レン(M) 「 ああ  あの鈴の事か 」     サチ 「 とにかく先生  私探しに  行ってくるよ! 」     悠路 「 あっ私も行きます!    レン君  ベッドから  出ちゃダメですよ! 」     < 二人いなくなる  椅子に座るシエル >     シエル 「 よいしょっと    なんだ  羨ましいのか 」     レン 「 (にっこり)  うん  いーね  恋人って 」     シエル 「 嘘ばっか    人なんて信用  しないって  タイプだろ    太刀筋みれば  大体性格わかる 」     < レン、一瞬虚ろな瞳になる >     シエル 「 まあいいや  それよりその  髪飾り…  ほれ、賞金 」     レン 「 この髪飾りは  僕が一番信用してた  恋人から  もらったものなんで  あげられません    それにこれは  レプリカだから  価値ありませんよ    しつこいなぁ 」     シエル 「 了解  諦めるよ  ゆっくり休め 」     < 扉を閉めて  壁に身体を預ける >     シエル 「 (不敵な笑み)  信用"してた"  恋人ねぇ…… 」    
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加