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この後も、引き続き、美姫は4等の鰻パイを2回も当てた。
「やったね。ユキ姉。ルキ兄のうなぎパイもあるよ」
「あ、ぁあ! そうね」
(まさか、3回も鰻パイを当てるとは、流石は我が妹)
「どうしたの?ユキ姉」
「ううん。何でもないわよ。さぁ、ラスト1回。がんばっていってみよー」
「おー!」
ガラガラガラ・・・
ガラガラガラガラ・・・
カン・・・カンカンカン・・・
出て来た玉は、黄色。
「おめでとうございます。1等賞です」
福引きコーナーのおばちゃんは、激しくベルを鳴らす。
「すごーい。美姫ー。1等賞だってー!」
「やったー」
「「 1等賞はなーにかなー」」
おばちゃんが奥から、大きめの箱を取り出して来る。
「「おおー!!」」
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