7月20日 夏休み開始

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今日は小学校の終業式だ。 僕と雪は2週間程前から、夏休みだったので、今日は朝から家にいた。 「昼飯、何にすっかなー」 そんなとこを言いながら、冷蔵庫を漁る僕、瑠輝。 と、そこへ、美姫が学校から帰ってきた。 「ただいまー」 「お!おかえりー。学校からの手紙は机の上に出しといてな」 「はーい。ところで、ルキ兄」 「どした?」 「ユキ姉がソファーで溶けてる」 「またか・・・・。今年は例年に増して猛暑だからなぁ。」 この『溶けてる』という表現は、実際に溶けている訳ではない。 というか、雪も何だかんだ言って人間だ。 38度前後程度で溶けはしない。 むしろ、その温度で溶けるなら、普段から自分の体温で溶けかけて、ドロドロの状態で生活していることだろう。 美姫が言った『溶けてる』と言う表現は、『うなだれている』と翻訳すると良い。 つまり、 『ユキ姉がソファーでだれている』 と言うことだ。 「美姫。もうすぐ昼ご飯だから準備手伝えって、雪に言ってきて」 「りょうかいしました。隊長。」 (・・・・・何故に隊長?でも、昔僕も言った記憶が) 「頼んだぞ。軍曹」 とりあえず、のってみる。 パタパタパタ と小走りでキッキンを出て行った美姫だが、出発後、3秒で舞い戻ってきた。 「そう言えば、ルキ兄。お昼ご飯何?」 (隊長がルキ兄に戻ってるし・・・・。) 「んー。そうだなー。雪も暑さで溶けてるし、そうめんでも湯がくか」 「わーい。そーうめーんだー♪ユキ姉ー。そうめんだよー♪」
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