7月20日 夏休み開始

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「え!そうめん!?」 居間の方からキラキラした声が聞こえてきた。 冷たい食べ物に反応した雪の声だ。 「瑠輝ー。そうめんまだー?」 バタバタ、パタパタ と愉快な姉妹がキッキンの方に走ってきた。 「まだお湯も沸いてねぇよ」 「えー」 「え-じゃねぇ。お茶入れて、箸出すとか手伝え。」 「「はーい」」 雪は美姫と一緒に食器棚から コップやお箸、めんつゆ入れの小鉢などを取り出し始めた。 「そーめん♪そーめん♪そーめん♪そーめんそー♪めんそー♪めんそー♪」 「途中から『そうめん』が『めんそー』になってるぞ」 そんなことはお構い無しに歌い続ける雪と美姫。 ほんとは、こいつらが双子ではないのか? と本気で思う。 彼女らが歌い続けること10分。 と言うか、10分も歌っていたのか・・・・。 ついにそうめんが彼女らの前に登場する。 「「おー。そーめんだー!!」」 そして、彼女らはそうめんを頬張る。 「んー。やっぱ夏はこれよねー」 「これよねー」 「「ねー」」
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