序章

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最早、形としても不完全なソレは、ただの木偶でしかなかった。 僕は迷わず魔法を放った。 たくさんのモノを巻き込み、次々と形を崩して土に還る。 これは、自分達が処理しなくてはいけない、親の業。 遠くでも、自分の仲間が木偶を壊していた。 成り損ないの、実験体を。 やがて実験体は落ち着き、 草原には平和が戻った。
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