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━━━姫 「じゃあ…夢じゃなかったんだ」 「はい、夢では…ありません。」 ばあやに話を聞くと私は父上の突然の死を目の当たりにして貧血を起こし、倒れたのだそうだ。 「本当に、姫様が無事でよかった…あ!……姫様。これを」 ばあやがおもむろにエプロンのポケットから一枚のボロ紙を丁寧に丁寧に取り出した。 「これは…国王様の遺書です、国王は自分の死が早いことに気がついていたのでしょうか……国王が危険な目にあったとき、姫様に渡してくれと」 私はその紙切れをばあやから受け取った。
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