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ホームルーム
ジトーっとした空気が教室を包み込む
「皆集まったな? 改めて自己紹介だ」
よく見ると、あちこちで📱を弄る生徒
人の話しに耳を傾けるなど皆無だ
「さっさと帰りたいんですけどぉぉ」
「俺の名は西園寺康介。さっきも言ったように、お前等を卒業させてやる」
「勝手に遣ってろ」
「ようトランプしようぜ?」
「よし! 俺ポーカー」
ざわめいた教室
以前担任だった松山茂もこのクラスに馴染めず、退職
遂に頂点に達したのか、黒板を思い切り叩いた
ドシ・・・メリ)
静まり返った…
「黒板壊しやがった」
「これはお前等が壊したと言っておく」
『はぁ?』
声を揃える生徒
「何か議論でも?」
西園寺の鋭い眼光に怯む生徒
「…けんな…ろう」
「喋りたかったら、前に来い! 岩田」
ドシッ)
教科書が頬を掠った
その本を拾い上げる
「ふざけんなよ! 糞先公が俺に口答えするんじゃねぇよ‼」
「糞生徒の分際で、俺に口答えするな‼」
岩田が立ち上がり、西園寺の目の前に立った
「この野郎‼」
右の拳が、西園寺の目の前まで来ていた
👊💥✋
受け止めた次の瞬間
体を横にずらし、岩田の頭を掴んだ
そしてそのまま、黒板に向かい…
押し付けた
「ぐぅっ! 離せこの暴力教師‼」
「これが痛みだ、岩田。俺がお前等にじっくりと教えてやる」
床にはり倒された岩田の姿
言い様のない怒りが彼に芽生え始めた
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