プロローグ

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「ヒイッたっ助けて」 今、あたしの目の前には いかにも何十万円もするような 服を着ているおばさんが こちらを青ざめた顔でみている あたしは無表情のままおばさん を見ているとマイクから司令部に 情報を伝えた。 「目標、発見。及び確保」 『よし、殺していいぞ』 「了解」 あたしはおばさんに銃を 突き出した。 「殺さないでお願い!」 おばさんはあたしの足に しがみついて泣きじゃくっている それでもあたしは同情なんか しない。 「たすけ「さようなら」 バンッ 一気にあたりは静まりかえり おばさんはあたしの足から 手を離し動かなくなった。 あたしは返り血を手で拭き取り その場をあとにした。 「目標、消滅」 『了解』 あたしはそのまま司令部に 向かった。 司令部に入るとすぐあたしに 駆け寄ってきたのは健だった。 「唯!お疲れ」 「うん」 そういって健の横を通り過ぎ ボスのもとに向かった。 「ボス、戻りました」 ボスの部屋にはボスしかいなかった 「唯、ご苦労。今日の任務はもうないからゆっくり休め」 「ありがとうございます」 あたしはボスに一礼すると 部屋をあとにした。
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