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寮をでると健がもうすでに
待っていた。
「おせ‐よ!」
「ごめん」
「また酒でも飲んだんだろ?」
「別に」
あたしは健の横を通り過ぎる
と先を歩いた。
「まったくお前は無口だな~ゆっとくけどお前まだ17歳だかんな?」
「知ってるわよ」
「ならいいけど~」
健は鼻歌を歌いながらあたしの
横を歩いた。
そう、普通の人からみれば
今のあたしはただの女子高生
眼鏡もかけて雰囲気はかなり
変わっている。
通っている高校は健と同じ。
「じゃあな~」
廊下で健とあたしはわかれる
あたしは健とわかれた後教室
にはいり席についた。
学校はつまらない。
ただ毎日、この席に座って
空を眺めてたらいつのまにか
昼は終わる。
あたしはいつもどうり空を
眺めていた。
授業が始まっても授業なんて
聞くきもしない。
ただ一日あたしは空を見て。
たまに空をうらやましく思う
空はただ流れていく雲を
見ているだけ。
そんな空があたしはうらやましい
あたしにはもう人間じゃない
のかもしれない、
ただ無心で人を殺す殺人鬼。
あたしはただボスにゆわれて
人を殺すロボットだ。
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