第一章

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「ねぇ、お二人さん?」 ユイは髪の毛を靡かせ喋りかけた 「ん?なんや」 勿論男が応えた 「とりあえず自己紹介しない?」 「おう、俺は生粋の大阪人の桜前 迅やジンて呼んでくれ」 女は髪の毛を止めていたピンを取ると 「I cannot speak Japanese.」と言った 「はぁい?」 思わず出てしまった、この女ただ者では無いな……………。 「悪いな、こいつ日本語喋れへんねん」 「……………………」 「……………………」 「て、突っ込めや!」 「こいつはな、コミュニケーション取るの苦手やねん、だから俺から紹介したるわ、名前が桜前 操嬉、ソウキて変わった名前やろ~、で見ての通り俺の嫁はんや。仲ようしたって」 残念ながらイラっと来たのは、俺だけだろうか 「私は優衣よろしくね」 「俺は隼人だよろしく」 とりあえず仲良くしたいところだ。 そうこうしていると着いたようだ、クロ・メントに
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