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随分ボロボロだな……。
中はホコリ臭く、会議室は傾き、金の欠片も無かった。
「随分ボロいッスね」
「おう、金かけとらんなぁ」
「あれれ…珍しいねぇ、お客さんかい」
物陰から出てきた白髪のおじさんは、訛りのある声でそう言ったそして、その目にかけた、まん丸のメガネをカチャカチャとした。
「ああ、俺たちは破壊神とやらを捜している」
「ああ、破壊神ね」
「知ってるのか?」
「ああ、勿論……知らん。」
「知らんのかい!」
(ベシッ)
「いやー、悪いね悪いね。それより破壊神なんて騒動まず起きてないよ?」
おじさんはまたもやメガネをカチャカチャした。
「そうか。所でここには太陽が無いのか?」「太陽?聞いたこと無いね。大洋ならあるけどね。」
「オヤジギャグかい!」
(ベシッ)
じゃあ光はどうしてる?
「光はこの世界では全てエネルギーで光らしてるよ」
「そうか」
「まぁ、ここら地域は寂れてるからねここから出て南へ行ったら船出るから。それ乗ったら都市に出れるから」
「南ってどっちだ?」
「コンパスかしてあげるよ」
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