序章

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古代の民に占いの一族がいた。 とある山のふもとに占一族は住んでいた。 占一族はヨゲンをし、占いをした。 が力は失われつつあった。 そんなおり 大ヨゲン者ミネラの子、サララと呼ばれる娘が一人の赤子を身ごもった。 胎児は日増しに成長したがサララは次第に衰えた。 冬の森で宿り木が青々と成長する如く赤子は母親の命を擦り減らして大きくなった。 産み落としたその夜、サララは死んだ。 我が子チェリーを祝福しながら。 なぜなら彼女はしっていたのだ。 ほかでもないその子が歴史上すぐれた大ヨゲン者となるさだめである事を
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