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それは半年前。
文化祭の準備をしていた時に助けて貰ったことをきっかけに好きになってしまった想い人の存在を。
「……雛さん」
俺は気づかれないよにスカートのな……いや、後ろを覗く。
いやー俺も健全な一人の男子高校生ですし?
雛さんの下着の色とか気になりますよ……はい。
「…………」
頬を上げて口元に手の平を添えながら笑っているのが雛優美(ひな ゆうみ)さん。
凛々しい顔立ちのショートヘアー。
頭に大きな白いリボンのカチューシャをつけた小柄な美少女で、しかも隠れ巨乳。
母性溢れるオーラは男女を問わず癒やしを与えていて、我クラスの名誉マスコットキャラである。
ちなみに、プロマイド写真は高値で取引されているらしい。
んまぁ、その当事者は身内にいるのだがそれはおいおい語るとしよう。
今はかったるい。
俺は懺悔の気持ちを込めて天井を見上げる。
なぁ、数分前の俺よ。
あのう〇こ教師は危険だ。
スタンガン常備を推奨する。
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