3人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
愛してた、その涙さえも
心の涙まで拭えなくて
君を失った…
ねぇ、どのくらい
傷付いて我慢して
俺に見せる笑顔には
どのくらいの悲しみを
抱えてたの?
あの日の夜、二人
寄り添いながら
寝ている君の顔を
飽きもせずに眺めて
はじめて、
初めて、
君の涙を見たんだ
君が呟いた言葉も
一生忘れはしないだろう
「……逢いたかった」
ごめんね、周りにみたく
逢えない僕らだから
ごめんね、逢いたい時でも
いつも逢えなくて…
君を泣かせてたんだね
ただ、ただずっと
君の寝顔を見ていたくて
そっと涙を拭う…
愛してた、その涙さえ
心の涙まで拭えなくて
愛してた、その涙さえ…
最初のコメントを投稿しよう!