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「お連れしました」
しばらくして家来が男の子を連れて戻ってきた。
顔はそっくりで髪の毛もそっくりの金色だった。
しかし、その子はとても汚れた服を着ていて、とても双子とは思えない扱いの違いだった。
(この子が私の弟…)
「は…はじめまして…」
男の子は緊張した様子で口を開いた。
「僕なんかがリン様の弟だとは思いませんでした…」
(そりゃそうよ…私だって弟がいるなんてしらなかったもの…
この子が私の弟…それにしても…)
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