リンとレン
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王様は部屋に入るなり王妃に駆け寄った。 「よくがんばったな…私たちの子は…?」 「こちらです」 隣にいる助産婦が言った。 「そうか…なっ…双子…だと…」 目の前には双子の子供が眠っていた。 「この国では双子が産まれた場合、後に産まれた方を殺すということになっていますが…」 「先に産まれたのはどっちだ?」 「こちらの女の子です」
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