リンとレン

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「姉の名前はリン 弟の名前はレンだ」 「それではレン様を…?」 「あいつはお願いしますと言った!! 殺すことなど望んでいない!!」 「それではどうなさるのですか?」 「リンは王女として育てる レンは街で召し使いとして育てさせる」 「それではレン様が…」 「そうするしか助ける方法しかないのだ リンにもレンという双子の弟がいるとは言わないで育てる」 「レン様にも…?」 「もちろんだ 10歳になったらレンにリンの召し使いをさせよう」 そう言って王様はレンを抱き抱えて言い聞かせた。
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