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「お兄ちゃん、『桜』にだけ優しいよー。えこひいきだえこひいき!」
「どうしても嫌って言ってるんだから、仕方ないだろー。お前は自分で風呂掃除選んだじゃないか」
むー、と桜は頬を膨らます。
それに対して、
「わたしは、別の仕事があるからー」
『桜』は機嫌が良さそうだ。
「別の仕事?」
桜が尋ねる。
ニンマリと笑う『桜』に嫌な予感を感じ――
「夜のご奉仕だよ」
そのときには、桜がクラッと倒れかけていた。
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