ダッチワイフは突然に。

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桜はガバッとよつんばいになって、ベッドの下を覗きこんだ。 「お、おい――」   「みぃーつけたぁー…」   断言しよう。 あれは悪魔だった。 俺のエロ本コレクションをベッドの下――空間から引きずり出す。 溢れだす、文字。暴れだす、絵。 整理されたそれらを一冊ずつ手にとり、桜はタイトルを読みあげていった。
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