テレパシー少女

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「うん。鎌_だね。」 こええええええええ。 「鎌はあんま使ったこと無いなー。」 …あんま? ということは1回は使ったことあるってこと…だよな。 『それでは、舞踏会開始の前に…』 『食事をしましょうか。』 … … え? 『今夜は鍋パーティーですよ~』 えええええええええ。 「う…鍋ぇ…」 つくよが嫌な顔をしている。 「どうしたんだ?」 「だって鍋だよ!?とっても熱いんだよ!?」 …そうか。 キラーン。 あなた…猫舌…だね? ふっふっふ。猫舌って(笑)(笑)(笑) かわいい奴め。 紳士の血が騒ぐわ。 意地悪してやる。熱いまんまいっぱい食べさせてやる… {それは紳士って言わんのちゃう?} うわああああああ! {そんなビックリしやんでもええやんか。} 何だお前!!人の頭の中に話しかけて来るなんて、ただ者じゃないな!? {ウチは闇月 譜葉っちゅーねん。よろしくな~} 話そらすなっ。 …もう何でもいいや。 俺は 黒沢 月光。 よろしく。 {ゲッコーかぁ。珍しい名前やなぁ。} いや、フヨウの方が珍しいと思う… {んじゃ月ちゃんでええか?} いい訳無いだろ!! 譜ちゃんと同じようなもんだぞ! {譜ちゃんかぁ。そんな呼び方されたん初めてやわぁ。ええよそれで。そのかわり月ちゃんって呼ばせてもらうで。} もう何でもいいや。 んで、どっからテレパシーみたいなのしてるんだ? {上の階や。ゆーてもテラスみたいなとこからやけどな。} 関西弁…何言ってるのか一瞬考えさせられるな。 {関西弁は関西人の誇りや。勿論標準語も話せるよ。発音はちょっと違うけど。} じゃあ標準語で話してくれ!! {さっきもゆーたやろ?関西弁は関西人の誇りやって。誇りは捨てられへんなぁ。} もう何でもいいや。 {あ、先ゆーとくわ。 つくよちゃんは結構要注意やで。無茶苦茶強いから。} マジでか! あんなにちっちゃいのに!? {マジでや。鎌やったら一人で戦艦一つ2秒で潰せると思うで。何せ、戦艦9つ分の強さと言われるウチに勝ってんからなぁ。} 戦艦9つ分も十分強いだろ!! {まぁな♪んじゃ、とりあえずそっち行くから一緒に鍋食べよか。勿論つくよちゃんも。一緒につくよちゃん虐めよな~} 嫌な予感がする俺なのであった。
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