テレパシー少女

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「やっほ~月ちゃんつくよちゃん。元気してたか?」 「あれ、月光君って彼女と知り合いだったんだ。」 「いや、まぁ。」 「曖昧な返事やな~」 そりゃ曖昧な出会い方をしたからな… 「後、譜葉でええで。つくよちゃん♪あ、月ちゃんは譜ちゃんな。そういう約束やったから。」 あれ、本気で言ってたのか…? {もちろん本気やで♪} 「そういえば、譜…ちゃんの武器は何だったんだ?」 「いやー今回も短剣やったわ。うれしーわー。本業で使う武器で。」 「本業?何やってるんだ?」 「んー暗殺者ってトコかな。」 … ここには変人しかいないのか? 戦艦潰しに暗殺者… もしかして俺は来てはいけない所に来ちまったのか…? {つくよちゃんはともかく、ウチまで変人扱いとは、失礼なやっちゃなー。} いや、お前の方が変人だろっ!! 何このテレパシー!? 凄すぎるだろっ。 {…それごっつ失礼やわ。ウチの見間違いやったんかな…} 見間違い? {いや、こっちの話や。忘れてー さ、鍋食べよー♪} あ…あぁ。 そうして俺達は安全を確認して鍋パーティーを始めた。賞味期限大丈夫だろうな? 俺と譜ちゃんでつくよの猫舌で遊んだ。 だが、俺が一番酷い仕打ちをされていた… 『皆様、鍋パーティーは楽しんで頂けたでしょうか。それでは、これより10分後を開幕と致します。化粧室は左の扉です。では、ごゆるりと…』 もうじき始まる。 謎のパーティーが。
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