会場へ

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「うっ…ここは…」 視界は真っ赤だ。 俺は、飴に殺されたのか…? 少しずつ視界が良くなってくる。 どうやらどこか建物の中のようだ。 シャンデリアなんて生まれてはじめて見た。 かっけぇ… いやいや。そんな事はどうでもいい。ここは何処なんだ。 俺は横を見てみた。 横には何にも無…い? いや、女の子が座って寝ている。髪長ぇな…地面に擦ってるぞ… 恐らく踝ぐらいまであるだろう。 …起こすべきか? いやいや、眠っている女性を起こさない、これぞ紳士っ。 「ん…」 …勝手に起きた。 しかしこの女の子…目に光が宿っていないような… あまりにも漆黒に包まれた少女… 黒髪、黒い瞳、黒い制服、黒い靴… まぁこれが普通だ。 いや、正直制服俺だけだったらどうしよう。 恥ずかしー! とか思っていた。 良かった…
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