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始まりは風雲急をつげて
“魔法”
それは古来より語り継がれる、神秘の力。
火を生み出し、雨を降らし、嵐を呼ぶ。
世の在り方すら変える力。
その昔、そんな力を持つ一族がいた。
数少ない一族は、小さな隠れ里で静かに暮らしていた。
そしていつの間にか彼らは、伝説の中からも、その存在を消していったのだった。
しかし、彼らの力は消えてはいなかった。
暁 十六夜 黄昏
の力を、小さな指輪に封印していたのだった。
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