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小部屋の様子に戻ると
天井には薄暗い電球が1つ
つけてもあまり変化がないくらい暗い
左前方には箱がある
大きさは1m四方で金属製のようだ
まだ開けてないが何が入ってるんだろう?
箱の中身について考えているとドアをノックする音が聞こえた
「はい」
他の部屋から誰か来たのか?
ノックと言ってもとても弱くて
部屋で何かしていたら間違いなく聞き逃していた
聞き間違いかもしれないので小さく返事をする
そもそも他の部屋に人がいるかすらわからないんだ
「あっ・・・誰かいるんですね・・・」
扉の向こうからの声は女性だった
どうやら他にも人がいるらしい
「あの・・・あなたは、ここにどれくらいいるんですか?」
いきなりだな・・・
この人はきっとここに来たばかりなんだ
それでここの知識を持っている人をさがしてるのか
「わかりませんが、多分1時間くらい前だと思います」
「そうですか・・・私もそれくらいなんです
部屋に入ってもいいですか?
廊下は暗くて怖いんです・・・」
「あ、はい
どうぞ」
扉を開けると女性が立っていた
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