集められた6人

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女性の名前は矢田飛鳥 (やだあすか) 大学1年で目が覚めたらここにいたらしい 飛「お名前は?」 「相浦春喜(あいうらはるき)です」 その後、しばらくこの部屋について話していた 矢田さんは他の部屋にはまだ行ってないらしい この部屋が一番近かったそうだ 真ん中の四角い部屋、あれは大部屋と呼ぶことにした 大部屋には扉が7つ バランス良くそれぞれの壁に並んでいる まず大きい扉 これは1つの壁を使っている それと向かい合うように扉が2つ 残りの4つは大きい扉から見て右と左に2つずつ 俺達がいるのは大きい扉から見て左の扉2つ 向かって左が矢田さん、右が俺の部屋 残りの部屋にも人がいるのか? 行って確かめるべきなのか? 矢田さんは確かめるべきだと言った 俺はそれに賛成し、他の扉をさがすことにした まず、左回りに行く 大きい扉と向かい合う形の2つ 向かって左側 行く場所を決めると俺達は部屋を出た 廊下は暗く、壁づたいに進む 窓から入る少ない光りだけが頼りだ ゆっくり進み、大部屋に着く 一番近い扉・・・ そういえば部屋に入ってすぐに大きい扉に触れないようにしようと思った さっきよりも早い 前に部屋に入ったときは扉に触れようとしたときだけ嫌な予感がしたけど 今回は部屋に入った瞬間だった あの扉は一体何なんだ? どうやら矢田さんもあの扉には近づきたくないらしく、真っ直ぐに左の扉へ向かった 扉に向かって初めて、番号が彫ってあるのに気がついた この扉には4と彫ってある 見ると俺の部屋は5、矢田さんは6だった 飛「番号ですね・・・意味があるんでしょうか?」 俺「まだわからないね」 俺達は4番の扉を開けた
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