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俺「誰かいるのか?」
「・・・・・」
くそぅ・・・めんどくさい
俺「開けるぞ」
「・・・・・」
また返事がない
今回は矢田さんも開けるしかないと考えた様で小さく頷いてくれた
ガチャ
扉が開いた
扉を開けたのは中にいる人
中にいたのは
・・・子供
小学生くらいの男の子だ
少し震えている
目も真っ赤になっているからおそらく泣いてたんだな
それで扉を開けなかったのか
飛「君、何歳?」
矢田さんは膝を曲げて子供とほぼ同じ目線になってから話し始めた
「11歳」
飛「お名前は?」
矢田さんは終始微笑んでいる
緊張をほぐそうとしているのだろう
「基山一樹(きやまかずき)」
飛「一樹君ね♪」
矢田さんは優しいな
一樹君も緊張がほぐれているようだ
一「・・・誰?」
飛「矢田飛鳥です」
俺「相浦春喜、よろしく」
名前を言うと、矢田さんを見習って握手を求めてみる
矢田さんも驚いていたが一樹君もキョトンとしている
・・・俺そんなに怖いか?
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